ハリウッド旅行 3日目 2/2

 ハリウッド旅行3日目の日記の続き。

 バスに乗って帰る。
 運転手さんの隣にある料金入れに、1ドルコイン1枚と25セントコイン3枚を投入。「うむ」と軽く頷く運転手さん。よかった。無事に乗れた。なんせ、ロスでバスに乗るのは初めてなもので。外国に来ると初めてのことってたくさんあるけど、あたふたしてしまって、何にもできないという無力感にうちのめされそうになるよ。日本でフツーにできたいた買い物とかバスへの乗車が困難なのだから。それを良い刺激と考えるか、ストレスと考えるか。

 とにかく、バスには乗れた。
 
 降り方は、日本と同じシステム。停留所の名前がアナウンスされて、降りたい停留所の手前でベルを押せばバスが停まってくれる。
 停留所の名前は通りの名前と同じ。大きな通りで降りられるようになっている。
 
 自分の降りたいところで下車。下車するときに運転手さんにThank youも言えた。初めてにしてはなかなかいい調子。

 歩いて帰るつもりだったので、バスに乗った分、時間が余った。
 宿に戻ってシャワーを浴びる。
 宿の前庭でパソコンをいじりながらぼんやり。

 散歩がてらチャイニーズシアターに立ち寄って、シアター前の床に残された著名人の手形の中から、マイケルジャクソンの手形を探した。

 ちょっと早いけど、18時前に会場へ向かう。
 この旅のメインであるコンサートが待っている!
 会場は、宿から2キロ先にある、ハリウッドボウルという巨大な野外スタジアム。19時からの開演。

 ニューキッズオンザブロックという、アメリカのアイドルのコンサート。
 アイドルといっても、10代、20代のグループじゃなくて、40代から50代のメンバーで構成されている。
 私が中学生のときに、アメリカで爆発的な人気を誇ったグループで、一度解散してから数年前に再結成したの。
 日本に来てくれないかなーと期待していたけど、来てくれそうにないので私からアメリカに行くことにしたの。

 私は中学生から高校生にかけて、ニューキッズオンザブロックの大ファンだったんだ。
 私が中学生のときに来日コンサートがあったんだけど、一人でコンサートに行くことができなくて、チケットも高いしどうしても行けなかった。それがすごく心残りで忸怩たるものがあった。ずっと引きずっていたから、彼らの生きているうちにぜひ5人そろった姿を見ておきたかった。

 みんなはニューキッズオンザブロックを知ってる?
 一番有名な曲はStep by Step。

 日本のCDラジカセのCMにも出てたよ。
 CDラジカセという製品自体に時代を感じるね。

 5人いるメンバーのうち、ジョー・マッキンタイヤーっていう一番年下の子が好き。

 これは、私が一番熱を上げていたころのジョー。18歳前後の姿。この髪型のときが一番好きだ。
 ジョーのいいところを言いはじめるとキリがないけど、歯が出てるのもいいんだよねー。私、歯のちょっと出ている人が好きなの。歯が出ている顔も好きだけど、歯の出ている人特有の、ちょっとこもったような声が好きなのだ。

 今回のコンサートは、ボーイズⅡメンとポーラ・アブドゥルも出演する、ジョイントコンサートになっている。
 ニューキッズは少し前までバックストリートボーイズと一緒にツアーを組んで、NKOTBSBと名乗っていた。New Kids on the Blockの頭文字NKOTBとBack Street Boysの頭文字BSBを合せたもの。ツアーはけっこううまくいっているように見えたけど、いつのまにかこのジョイントは解消されていた。バックストリートボーイズのメンバーの1人が暴行事件を起こしたせいなのか、もともとウマが合わなかったからなのか。ちょっとテイストが違うから、お互いにやりにくかったのかもしれない。真相はわからない。

「今夜のコンサートはチケット完売」って書かれている。
 すごい! お客さん集まったんだね!

 ハリウッドボウルに向かう人の流れ。
 この流れに乗って歩く。

 会場入り口付近にて。セキュリティーチェックは厳重。

 案内係の人に助けてもらって自分の席を見つける。
 後ろのおばさんに肩を叩かれる。
「私はもう踊り出したい気分。コンサートが始まったら立って激しく踊るわよ! あなたも遠慮なく立って踊りなさい!!」とのこと。はっ、はい……。

 まだかなー、まだ始まらないかなー。
 ワクワク……。
 ああ、同じ会場にジョーもいるだなんて。
 想像しただけで興奮する。


 
 始まった。
 まずはボーイズⅡメンから。
 あれっ? なんか1人少ないような。

 4人だったはずなのに……。
 1人減った理由はWikipediaとかで調べればきっと分かると思うけど、あまり調べる気になれない。彼らも彼らなりにきっと紆余曲折があったのだろう。

 ボーイズⅡメンの曲の中で一番有名なEnd of the Roadも歌ってくれた。会場のみんなで大合唱。

 1時間ぐらい、ボーイズⅡメンのショーがあり、次は……。

 ポーラ・アブドゥル登場!
 シンセサイザーの前奏が始まったときから、「あ。これはポーラの曲だ」と。ポーラらしい音作りというのがあるのだ。

 ポーラ・アブドゥル、めっちゃ良かった!
 ポーラのことは中学生のときから知っていたけど、あんまり興味がなかった。だけど、ショーを見ると、そのチャーミングさに圧倒された。
 ダンスもうまいし、映像もうまく使った演出は圧巻。練習を重ねて磨き上げられた芸。スタイルも抜群。ポーラは若いときの魅力をキープしているというよりは、進化を続けてどんどん良くなっている気がする。

 ポーラの曲の中ではOpposites Attractという曲が一番好きなんだけど、嬉しいことに今回のコンサートで歌ってくれた。

 この曲のミュージックビデオにはスキャット・キャットという名前の猫のアニメキャラが出てくるんだけど、コンサート会場のスクリーンにも登場!
 わー、猫~~~~!
 生きてたか!
 なつい~~~~!
 大興奮!

 Straight upをみんなで歌って盛り上がった。
 有名どころのRush Rushも歌ってくれた。大満足。
 今回のショーを見て、ポーラのことぐっと好きになったよ。ポーラ単独のショーも見てみたい。


 
 ポーラのショーが終わるころには、夜も更けてきた。

 いよいよニューキッズ登場!

 ジョーーーーーーーーーッ!!!!
 ああっ、肉眼でジョーを見てしまった!
 ジョー!


 
 ジョーは近くに来てくれなかったけど、ドニーはすぐ近くまで来てくれた。ドニーは相変わらずサービス精神旺盛だ。スキンヘッドの女の子の頭をかじったりしていて、野生児っぷりも健在。

 昔の曲もたっぷり歌ってくれた。
 自分たちが何を歌いたいかよりも、観客が何を求めているかを優先してくれているような曲チョイスだった。そういうところにも、彼らが大人になったことを感じる。

 みんなで一体となって歌うのはいい。
 日本では、ニューキッズファンの友達がいなくてずっと孤独だったから。
 ニューキッズの曲を一緒に歌える人がいるってことだけで幸せな気持ちになる。

 楽しかった!
 ありがとう、ニューキッズのみんな!!

 コンサートが終わったのは11時前。
 夜遅くに宿まで帰ることは、ロスに来る前から心配していたけど、思ったよりも遅くなったのでさらに心配。
 夜に一人で帰るの怖いよ~。

 小走りで帰る。足が痛いけど、いける範囲で小走り。
 道端にDEAD ENDと書かれた看板が見えた。
 DEAD ENDとは行き止まりのことだけど、夜中にロスを歩いて暴力事件に巻き込まれるんちゃうかとビビりまくっている私には「死んで終わり」っていう意味に感じられた。まあ、念願だったニューキッズのコンサートに来られて心残りはないけれども!

 なんとか無事に宿に着いた。
 コンサートに行けたという心地よい達成感でぐっすり眠る。

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