お遍路体験記 3日目 2017年3月9日

 早朝、車で5番の地蔵寺まで送ってもらう。5番から再スタート。
 昨日ゆっくり参拝できなかったから、地蔵寺をもう一度参拝。

 昨日のボランティアのおっちゃんが、登校前の小学生2人と一緒にいた。
 小学生は、お大師様の像に向かって、「お大師様、行ってきます!」と元気な声で挨拶していた。
 教育が行き届いている! 感動した! 小学生の男の子が、半ズボンなのもいい! 大阪では、すでに半ズボンを履いてる子は絶滅種だよ。私の中で、徳島の子供たちの株が上った。
 おっちゃんと世間話。小学生のお大師様への挨拶は、毎日とのこと。素晴らしい。


 6番、安楽寺に向かって歩き始める。
 お遍路向けの休憩所がちょこちょこある。お茶やお菓子の用意をしてくれているところもある。すごく有難い。


 6番、安楽寺。


 7番、十楽寺。昨日は、ここまで歩く計画だったのだけど……。
 昨日のオーストラリア人の女の子と会った。自転車を押しながらのお遍路。ちょっとおしゃべり。蝋燭が買いたいというので、売店まで案内。
 12番あたりは上り坂道が続くので、自転車はキツいんじゃない?って聞いたら、「12番はパスするかどうか悩み中」とのこと。順番には拘っていないので、もう少し暖かくなってから12番に戻ってくるかも、とのこと。それもいいかも。私は、順番通りに回りたいと思っているけど。


 不動明王様。かっこいい!!

 歩いている中、いろんなことを考える。いろんな感情が渦巻く。
 急に悲しくなって、ぼろぼろ泣きながら歩く。


 悲しくても、腹は減る! 徳島名物たらいうどん。
 食べていたら、けろっと機嫌が直った。単純やな……。
 四国って、うどんのイメージだけど、徳島県は、そんなにうどんのオンパレードってわけではないらしい。四国入りしてから、初めてのうどん。
 お接待で、甜茶をいただく。


 写真が斜めでゴメン。
 8番、熊谷寺。


 桜が咲き始めている。


 9番、法輪寺。めっちゃ迷った! 迷うような道ではないのかもしれないけど、なんせ、方向音痴なもので。地元の人に、何度も道を尋ねて、助けていただいた。


 10番、切幡寺の山門。


 333段の石段を上る。


 ぜーぜーと息を切らしながら上り切ると、バスツアーでお遍路に来ていたおばさまに、お接待でお菓子をいただいた。


 マネキンと一緒に休憩。

 夕方。宿までの道を歩く。
 足が痛くてフラフラ。
 ジョギング中の若い男の人に、「大丈夫?」って声を掛けてもらった。飴を頂く。
 通り掛かった車の窓が開いて、また別の人から「しんどそうだけど、大丈夫?」って声を掛けていただいた。
「平気です。ただ、藤井寺の近くまで歩くつもりなので、夜中になるのではないかと心配です。心配してても着かないから、一歩一歩、歩きます!」と答えた。
 再び歩き出す。きつい。何度も立ち止まり、短い休憩を入れながら歩く。暗くなってくると、辿り着けるかどうか、心配になる。
 立ち止まって、塀に寄り掛かっていたら、車が停まった。さっき、声を掛けてくれた人だった。助手席に、奥さんを乗せている。
 私のことが心配で、追いかけてきてくれたそう。
「さっき、声を掛けたとき、乗せてあげようかと思ったけど、男一人だと怖いかと思って」
 それで、一旦、家に戻って、奥さんを連れてきてくれたらしい。
 私は、全行程を歩きたいという拘りがあったので、抵抗があったのだが、「あなた、その足では無理よ! 乗って乗って!」と奥さんが言ってくれて、わざわざ追い掛けてきてくれた親切を断るのも忍びないし、何より嬉しかったので、乗せていただくことにした。
 車に乗るとき、足がふらついて、リュックの重さで後ろにひっくり返り、派手に転んだ。
 乗せてもらって、本当に助かった。お名前を聞きたかったが、粋じゃないかと思って、敢えて聞かなかった。後で、聞いておけばよかったと後悔。7番と8番の間にお住まいとのことなので、今度、四国に来ることがあれば、お礼を言いに行きたかった。残念。

 私を乗せてくださったご夫婦、ぜひご一報を!

 宿で降ろしてもらう。
 奥さんが「頑張ってね!」と握手してくれた。
 涙が出てきて、泣きながら手を握り返す。


 今日の宿は、ドミトリー。

 宿でチェックインの手続きを済ませた後、向かいのコンビニで夕食を買った。
「ポイント・カードを作りませんか? 四国滞在中に利用できますよ」と言われたのだが、断った。
「要らないだろうなーって思いますけど、僕だって、勧めるのが仕事ですから」と店員さんが自嘲気味に言うので、笑ってしまった。


 きれいな宿だった。ご主人のお母さま手作りのクッキーをいただいた。美味い!
 

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