お遍路体験記 1日目 2017年3月7日

 旅のスケジュール。
 京都の東寺(お大師様の縁の寺で、これからお遍路に行くと報告する)→ 四国を1周して、八十八箇所を回り切る → 高野山(お大師様が入滅された場所)

 ミカさんは、フルで回って35日間掛かったらしい(東寺と高野山に行ったかどうかは不明やけど)。私は歩くのが遅いし、余裕を持って、45日間ぐらいで歩けるかなかなぁと。

 早朝、お遍路の装束でアパートを出る。アパートの住人が私の格好を見たらびっくりするかな、と心配したけど、誰にも会わずに済んだ。

 阪急電車で、京都へ。駅の近くのコンビニでパンを買う。早速、専務に餞別でいただいたQUOカードを使わせてもらう。まだ、お遍路姿が馴染まず、コンビニに寄るのも抵抗がある。


 東寺には、7時過ぎに到着。
 早速、お参りする。蝋燭と線香を捧げる。納め札入れにお札を納める。覚束なく、マゴマゴしながら、般若心経を唱える。

 般若心経を唱えた証として、納経帳に御朱印を押してもらう。
 四国の札所(お寺)で御朱印を押してもらえる時間は7時から17時だと聞いていたので、東寺も7時からOKだと勝手に思っていたが、8時からだった。寺の中をぶらぶらして、時間を潰した。


 初めての御朱印。係の人が、印を押した上から、筆でサラサラサラ~って書いてくれる。

 東寺を後にし、電車で移動。大阪の難波まで出て、難波から和歌山へ。
 「頑張ってね」って声を掛けてくれる人も、ちらほら。声には出さなくても、「お遍路さんや~」って、笑顔を向けられることが多い。特に、中年の女性にウケがいい。

 和歌山港から、フェリーで徳島へ。


 船の中の様子。


 Wi-Fiも繋がるし、スマホの充電もできる。パソコン作業をしながら過ごす。


 あっという間に徳島に到着。
 船体に、なぜかアニメ調のキャラが描いてあって気になる。


 吉野川に架かる橋を渡り、北上。


 吉野川は、すごい広い川だったよ。橋の上は、車がびゅんびゅん通って怖い。

「大変やね、頑張って」とか、「車に乗せてあげようか?」とか、「行き方、わかる?」とか、色んな人が声を掛けてくれる。大阪に住んでいると、見ず知らずの人に声を掛けられることなんてないから、もうびっくり。


 歩いていたら、何かのお店らしき建物が、飴の入った箱を持って駆け寄ってきた。「いくらでも、持っていって」と言ってくださった。遠慮なくいただく。初めてのお接待。

 15キログラムの荷物なんて、余裕で持てると思っていたけど、いざ歩いてみると、結構、辛い。15キロメートル歩くと、クタクタ。しかも、思ったよりも時間がかかって、目的地に着いたときには、辺りは真っ暗。先が思いやられる。


 目的地。ネットカフェ。宿泊費を節約する作戦。2000円ぐらいで泊まれる。どうせ夜中まで、ノートパソコンで仕事をするので、泊まるとこには拘りなし。


 青い点のところが、現在地。明日は、西に向かって歩く。

 

お遍路体験記 0日目

 四国八十八箇所の歩き遍路に旅立ちたいとの願いは、かれこれ15年も抱いていた。

 お遍路の世界を知ったきっかけは、インドのサティア・サイババのアシュラムでの、北海道出身の薬剤師、ミカさん(仮名)との出会いだった。

「帰国したら、お遍路に行くつもり」と話すミカさんが、お遍路について教えてくれた。
 インドから戻ってしばらくしてから、ミカさんに手紙を書いた。返事がきて、ミカさんが八十八箇所を35日間で回り切ったと知る。
 ミカさんの話を聞いて、お遍路に対する漠然とした憧れが生まれた。一歩一歩、足を運べば、いずれは必ず完遂できる確実さがいい。経験値を積んでレベル上げをするロールプレイングゲームみたいだ。

 お遍路に行きたいと周囲に話すと、「何か、悩みでもあるん?」と心配された。悩みは、誰にでもある。具体的な悩みの解消よりも、やってみたい好奇心が優勢だったが、いつしか「お遍路は、重大な悩みがないと行ってはいけないもの」という固定観念が植え付けられた。

 お遍路に行きたい気持ちはずっと持ち続けていたが、お金もかかるし、仕事も休まないといけないので、なかなか旅立てないでいた。

 仕事を辞めたことを機に、ついに旅立つ決心をした。
 旅立ちの日は、恩師の命日と決めていた。

 大学・大学院時代に、心から尊敬していた教授がいた。大変可愛がってもらったが、いろいろあって大喧嘩をし、先生とは疎遠になった。
 以来、今でもそうだけど、私はどうして良いかわからない。先生についていくと決めていたし、先生以上の目標が見つからない。融通がきかない私の性格が原因で大学院を飛び出してからというもの、どう生きたらいいかわからないままだ。迷って、カウンセリングに行ったり、インドやネパールに行ったり、がちゃがちゃと忙しなく動き回ってみたけれど、まだ答えは見つかっていない。
 数年前、インターネットで、たまたま、先生が亡くなったと知った。大学に問い合わせたが、心臓発作だか心筋梗塞だか、とにかく心臓の病気で亡くなったらしい。教務課の職員さんによると、長期休暇空けにちょっと休講したけど、亡くなるまでは早かったそうだ。

 先生とは二度と会いたくなかった。道でばったり会ったらどうしようかと、怖くてしかたがなかった。でも、亡くなったと聞くと、喪失感が半端なかった。勿体ない。先生ほどの方が、この世からいなくなるなんて、学術界の大いなる損失だ。

 先生の葬儀にも、墓参りにも行けない私に、お遍路に旅立つ理由ができた。先生の供養を願って歩こう。
 先生は、私に供養してもらいたいなんて、願っていないだろう。たくさんの生徒の中の一人であり、執着されて、迷惑かもしれない。だから、先生のためではない。私自身の救済のためだ。この気持ちをどこに持っていっていいかわからないから。
 お遍路による供養は、どのくらい効果があるのかわからない。私の拙い般若心経の読経に、それほどの効果は期待できない。しかし、ちょっとでも、天国の先生に、いいことが起こればいいなぁ、と。たとえば、一箇所を訪れるたびに、天国の甘いものが好きだった先生にティラミスが一つ、届くとか。その程度で十分。

 お遍路は「同行二人(どうぎょうににん)」と聞く。お大師様、つまりは空海上人と二人で歩くという意味だ。お遍路が持つ杖は、お大師様の代わりであるという。
 私の場合、杖は先生の代わりだ。
 大学のキャンパスで、先生と一緒に、同じ歩調で歩いた晴れの日。先生に質問をいっぱい浴びせながら歩いたときが、私の人生で一番幸せな時間だった。もう一度、先生と歩きたい。そして、自分の人生を見詰め直したい。

 こんな不安定でガタガタな精神状態では、周囲をハッピーにはできないし、ええ加減、立ち直らなあかん。

 会社を辞めたのは4月の末だった。すぐに旅立ちたかったが、先生の命日の3月に旅立ちたい意思は強かった。結局、1年弱、待たねばならなかった。その間、本を読んだり、服などのお遍路アイテムを揃えたり。お金もなるべく蓄えておきたかった。


 インターネットで、アイテムを購入。


 前職でお世話になった派遣会社の事務所で、アルバイトをさせてもらった。仕事帰りにカフェに寄って、納め札を書く。88箇所×2箇所(1つのお寺に2つの札所がある)+東寺×2箇所 + 高野山×2箇所 = 190枚。加えて、旅中でお世話になった人に渡すお札も要る。書くのが結構、大変。


 派遣会社の専務に、お手紙と、餞別のQUOカードをいただいた。

 

 お遍路しながら、仕事もする予定で、パソコンを持っていく。トータルで15キロの荷物。
 
 

漢方ダイエット

 寒いね~。

 今日も仕事と小説の推敲で一日が過ぎました。
 
 本当に会社を辞めて良かった。集団行動がどうしてもできないもので。ほとんどの時間を一人で過ごす毎日ですが、寂しくはないです。

 3時間前から、お遍路で撮った写真をこのブログにアップする作業をやってる。830枚以上あった! 横になった写真を縦に回転したり、ファイルサイズを小さくしたりするのに手間取った。明日か明後日ぐらいから、お遍路について書いていきます。でも、お遍路以外の話も書きたいから、突然、お遍路以外の記事が紛れ込むような適当な投稿になると思うけれども。

 この2か月ほど、ダイエットのために漢方薬を飲んでる。毎朝30分、火にかけて煎じなあかんから、ちょいめんどい。2か月で、4.7キロ、痩せました。まったく運動せず、パソコンの前で電気毛布に包まっている生活の割りには、痩せられてるでしょ?
 漢方薬局の担当販売員さんが、すごいスタイルが良いので、「日常生活の中で、体形をキープするためにやっていることってありますか」って聞いたら、「特に何もしていないけど、昼休みに社員食堂に行くときには、エレベーターを使わずに、階段を使っています」とのこと。
 薬局は1階。そして、社員食堂は11階……。
 私、動くの嫌いやから、毎日11階まで階段で行かなあかんのやったら、お昼ご飯抜きのほうがええわ。
 やっぱり、スタイルの良い人は、陰で努力をしてるねんね。

 お遍路の写真が大量にあり過ぎて、アップロードが終わらない……。

 では、そろそろ仕事に戻ります。また明日。バイバイ。

近況報告

 どうもどうも、お久しぶりです。2か月ぶり!
 寒いけど、元気にしてる?
 私は、電気毛布に包まりながら、パソコンに向かう毎日です。寝ているとき以外は、ほぼパソコンの前です。パソコンの付属物になった気分。
 
 お蔭様で、小説は脱稿しました。推敲中です。
 先生のご判断で、角川春樹小説賞ではなく、小説現代長編新人賞に出す流れになりました。私の文章を読んでくださり、どっちかというと小説現代新人小説賞向けとのジャッジが下ったのです。締め切りは1月末なので、のんびり推敲します。
 600枚も書いたので、推敲により、応募規定の500枚以下に減らさなあかん。

 次作は、頭の中にぼんやりとプロットができ始めています。
 このブログを更新したいのと、来春にコンピュータ関連の資格試験を受けたいので、次作は春頃から書き始めようかな~と思ってた。セーブしていた仕事も通常運転に戻したいしねえ。
 やけど、先生と相談した結果、数枚でもいいから、休まず毎日続けた方がいいとのアドバイスをいただき、そうしようかな~、できるかな~って思案中。

 結局、速く書けるスキルを身に付けなあかんねん。運もあるし、一作に拘ってたらあかん。どんどん書いて、どんどん応募することで、当選確率を上げるべき。
 私は、一日考えあぐねて書いたとしても、せいぜい400字詰原稿用紙換算で15枚程度しか書かれへん。一方、先生は、デビューするまで1日100枚ペースで書いてはって、1週間で応募作品を書き上げていたらしい。この能力の差!

 毎日、書けた分を先生に提出して、毎日添削していただいている。
 私はすぐ落ち込む悪い癖があって、日によってめっちゃ凹む。でも、毎日、書いた小説を読んでくださる相手がいることが、すごく精神的に支えになっています。文章に対しては、すごく厳しいし、痛い所を指摘されて、いじけることもあるけどね……。

 お休みさせていただいていたこのブログは、今日から、ぼちぼち更新していきますので、よかったら、読みにきてください。よろしくお願いします。

 問題は、資格試験や。ぜんっぜん自信がない。合格率は、25パーセント前後しかない。しかも、私はド文系。特に、計算問題が苦手……。ちょこちょこと参考書は開いているんだけどね。もう少し勉強してみて、あまりにも無理そうやったら、受験を先延ばしにする……。年に2回、受験できるから。

 そろそろ、小説の推敲を始めるわ。
 また明日、更新するね! チャオ!