お遍路体験記 20日目 2017年3月27日

 朝ご飯をいただくために食堂へ。
 昨日の夕食で一緒だったご夫婦はいらっしゃったが、最短28日で一周した記録を持つ、健脚のおじさまの姿は見当たらなかった。朝食をキャンセルして、早朝5時半に出ていったそうな。やっぱり、28日で歩き切るには、それぐらいの気迫がないと駄目なんだろうねえ。

 ご夫婦に見送られて、宿を出る。


 34番、種間寺(たねまじ)。


 種間寺を出て歩いていたら、外国人のお遍路の青年に、黒飴をもらった。(食べてしまったので、包みだけ撮影)
 予想だと、ドイツ人。
 外国人のお遍路さん、多いよ。特に、外国人。
 先日、鶴林寺付近の山道で、フランス人のお遍路が足を負傷したって聞いたよ。外国で怪我するなんて、心細いだろうなあ。無事に帰国できるといいけど。


 うどん屋でお昼。お接待で、アイスコーヒーをいただいた。


 鯉のぼりに、うっとり。
 まだ3月やから、出すのがちょっと早い気もするけどね。お家の人に聞いたら、近々、遠方からお孫さんが遊びにくるので、見せてやるために慌てて出したんだって。

 鯉のぼりを眺めていると、地元の女性に声を掛けられた。
 なんでも、ご主人が、しおりを作ってお遍路に配るのを趣味にしているんだって。家の近くまで来てくれたら、しおりをあげるよ、と。
 ついていく。
 家の近くまで行ってみると、ご主人がしおりを持って飛び出してきた。窓辺で、お遍路が来るのを見張っているご様子。


 何種類かあるうちから、このしおりをチョイス。
 お礼にお札をお渡しして、去る。


 次のお寺は、あの、山の中腹に屋根がちらっと見える所。
 また山登りやで。ひええええ。


 35番、清瀧寺(きよたきじ)。


 植木鉢とのマッチ感がハンパない。

 清瀧寺を出た時点で、このペースで歩いたら、次の宿に着くのは19時か20時になりそうな予感。宿に、遅くなってもいいか電話確認。次の宿は、素泊まりのドミトリーなので、夕食のために迷惑をかけることはなさそうだけれども。
 宿に電話すると、「うちは遅くなっても構いませんが、夜道はけっこう寂しいところですよ。17時までに川のところまで来てくだされば、送迎できますが」と、言ってくださった。
 なるべく歩きたいし、ドミトリーで安く泊まる客やのに、送迎までしてもらったら申し訳ない。歩くことにして、無理そうやったらタクシーを呼ぶと決めた。
 2時間ほど歩くと、いよいよ足が動かなくなってきた。足の裏が痛い。のろのろと足を進めていたら、車が停まってくれた。
 車を運転していた方が、たまたま、私が泊まる予定の宿の副支配人だった。車に乗せていただく。
 車から外を眺めていたけれど、確かに寂しい道で、夜、ひとりで歩けそうな道ではない。副支配人が車に乗せてくださって、大変助かった。


 お蔭様で、明るいうちに宿に到着。


 ドミトリー。今夜の女性用部屋の利用者は、私だけだった。


 お接待でいただいた、お蜜柑。


 道の駅で買ったお菓子。


 ↑今、ここ。土佐です。

 靴がボロボロ。いい靴を履けば、少しは歩きやすいかと思い、宿で販売していた靴を買うことにした。シマノが開発した、受注販売のお遍路専用シューズ。27000円。


 ここまで頑張ってくれた、私のボロ靴。


 新しく迎えたお遍路専用シューズ。

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