映画『事故物件 怖い間取り』

 昨日が、『事故物件 怖い間取り』の公開初日。会社帰りにレイトショーを観にいった。

 事故物件に住み続けるお笑い芸人・松原タニシさんの体験記『怖い間取り』を元に、『リング』の監督・中田秀夫さんが映画化。主演は亀梨和也さん。

 鑑賞の記録として、感想を記しておきたい。ちょっとだけネタバレする。

 客層は、ホラー映画には珍しく、割りと女性が多かった。

 おそらく亀梨ファンと思わしき女性グループが3割、カップル2割、男性の1人客が2割、その他(私を含む女性1人客、男性グループ客など)3割の構成だ。

 私は特に亀梨くんのファンではないけれども、付き添いでKat-tunのコンサートに2度も行っている。1度目は、まだ赤西くんも在籍していた頃だ。2度目は赤西くんはいなくなっていたが、田中聖くんも田口淳之介くんもいた。

 ちなみに……コンサートに行ってみて判明したが、私はメンバーの中で田中聖くんが一番好みだ。生で見て、印象が変わった。生命力に溢れていて、可愛い。やんちゃなタイプはあまり好みではないと思っていたので、自分でも意外だった。

 亀梨くんは、コンサートの一部でなぜか女装していた。一緒に行った人の話によると、コンサートの時はだいたい女装のステージがあるらしい。

 今回の映画の中でも、亀梨くんの女装シーンがあった。ファンたちが亀梨くんの女装を喜んでいるかどうかは知らんけど、本人は楽しんでいそうだ。なんか妙に色気があるんだよね。女性よりもずっと、女性を観察して研究している感じがする。

 私はホラー映画を山ほど見ているので、怖いという感情が麻痺しているかもしれない。加えて、幽霊よりも肉体を有する生身の人間のほうがよっぽど怖いと考える。『事故物件 怖い間取り』を鑑賞しても、恐怖は感じなかった。本来なら怖がるべきであろうシーンでも、心の中で笑った。『シャイニング』のジャックの演技を心底怖いと感じる人種もいれば、腹を抱えて笑ってしまう人種もいる。私は後者の人間だ。怖さを求めるなら、『事故物件 怖い間取り』はお勧めできないかも。

 ただし、怖いと感じた人もいるようだ。映画の終わった後のロビーで、亀梨ファンと思わしき女の子集団が興奮気味に「怖かった」「ヤバかった」と感想を述べあっているところに居合わせた。感覚は人それぞれだろう。ホラーの耐性にもよる。

 怖くはなかったけれど、この映画に鑑賞の価値がないとは、決して思わない。亀梨くんの演技に味がある。ベテランの中田監督らしい明快なストーリー運びは、鑑賞者を混乱させない。事故物件の汚さにも和んだ。最近のテレビでは、綺麗なものばかりを見せられている気がして、食傷気味だったので。私はテレビを持っていないが、たまに外でテレビを見る機会がある。テレビドラマに出てくる家の様子が綺麗過ぎて、人形劇を見せられているような味気無さとつまらなさを感じていた。

 少なくとも、映画のチケット代ぐらいは十分に楽しめる内容だったと、個人的には思う。

 

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