いつも指導してもらっている小説教室とは別の所に武者修行にいってきた。
行くかどうか、一昨日まで迷ってた。失業中の身の上には贅沢やし、いつもの小説教室は通信でお願いしている分際で、他の小説教室には顔を出すのはどうなの?と。
いつもの小説教室の先生には、一応「他の教室に浮気してきます」と伝えてはある。
行って、正解だった。
即興(45分間)で掌編小説を書き上げるという訓練を受けてきた。時間的に、けっこうギリギリ。とにかく手を動かす練習にはなった。
面白かったのは、教室のあとのお茶会。
感染症予防のために、小グループに分かれて座ることに。私は女性社長と男性歯科医のテーブルにいたんだけど、気さくな方々で、すぐに打ち解けた。話が盛り上がることといったら! 小説や執筆の話はもちろん、小説とは関係のない仕事の話や雑談も満喫。来月もまたこのお茶会に参加できると思うと、待ち遠しい。これで楽しみが一つ増えた。話し相手が欲しいんだよ、私は。ずっと家で小説を書いていて、煮詰まり気味なので。
テーブルには先生も回ってきてくれて、お話を聴かせてくれた。
「先生は、作家になろうと決意してからデビューに至るまで、どのくらいの期間が掛かったんですか?」と訊いてみた。
答えはというと、たった2年!
1年は働きながら執筆の勉強を続け、2年目は仕事をせずに執筆に専念したんだって。しかも、時代小説を書く人だったら誰でも憧れる某賞を受賞やで。すげえええ。才能のある人は、違うわ~。
私は執筆生活に入ってまだ4か月やけど、もうへこたれそうやもんなぁ。いろいろと考えさせられる。
今日の即興の掌編小説、私たちと一緒に先生も書いてくださったんだけど、どれが先生の作品か、名前を伏せていてもすぐにわかる仕上がり。惜しみなく、さらっと手本を書いてくださるところも凄いし、ほんとに脱帽。
来月の2回目のレッスンまでに、掌編小説を書く宿題が出た。楽しみながら、精一杯、取り組むつもり。