大阪地方裁判所に、裁判傍聴に出掛けた。
梅田駅からちょっと歩くんだよね。40分ぐらい?
帰宅してクタクタやけど、内容を忘れないうちに記録しておく。
※一部、デリケートな内容あり。苦手な方はご遠慮ください。
※登場人物の名前は仮名です。
※私のメモのミスや記憶違いで、事実と異なることを書く可能性がありますが、ご了承ください。
【主な登場人物】
・角野(56歳)→被告人
・町河(45歳)→被害者。角野の交際相手
・嶋本→暴力団組員。角野の組員時代の兄貴分
【事件の概要】
2020年3月10日の午前、被告人である角野は、大阪市生野区の某マンション6階にある自宅のユニットバスにて、交際相手(町河)を刃渡り8.5センチのキッチン鋏で殺害。
同日午後に自ら警察に通報。駆け付けた警察官は、バス・タブの中に全裸で仰向けになる町河を確認、角野を緊急逮捕した。
裁判の争点は、責任能力の程度。
弁護側→覚醒剤精神病による精神耗弱を主張
検察側→完全責任能力有と主張
【経緯】
・角野は長野県の4人家族で育つ
家族構成は父・母・本人・弟
※現在:父母は死去、弟とは絶縁
・野球の特待生として高校に入学
1年後に喫煙が見つかり、退部。高校を中退する
・14歳ぐらいから、覚醒剤に手を出す
(19歳から、との供述もあり。実際の時期は不明)
・レストランで働く
・バイクのレーサーに転身するが、長くは続かず
・覚醒剤の使用、窃盗、暴行などの前科
・30代で再びレストランで働くが、こちらも長続きせず
(以降は定職に就いていない。現在、生活保護を受給中)
・拘置所で暴力団組員(嶋本)に出会う
・出所後、角野から願い出て組員になる
→嶋本と兄弟関係に
※後に嶋本に破門されている
・角野には内縁の妻と2人の子供あり
→何度目かの服役中に妻から別れを切り出される
※角野は「捕まっている間に、嶋本に妻を寝取られた」と認識
真偽は不明
・2014年に出所後、覚醒剤をやめる
→以降は一切、覚醒剤を使用していないが、幻聴、幻覚といった覚醒剤精神病は残る
・2017年ごろに病院(精神科)に入院中、同じく入院中だった町河と出会う
→交際スタート
・町河の病気:
結婚→離婚→内縁の夫ができるが、内縁の夫から暴力があった。
→子供(離婚した夫との間に長女、内縁の夫との間に長男と次女)と共に保護施設へ避難
→内縁の夫と別れ、別の住居へ移り住むが、暴力を受けたことへの恐怖心で情緒不安定に
→入退院を繰り返す
※日中は毎日、病院から外出許可を得て子供たちの世話をしていた
夜は妹に下の2人の子供たちを任せる
(続く)