高知を旅してきました。
今回の目的は、香南市赤岡の絵金祭りを訪ねること。
「絵金祭り公式ウエブサイト」
今から約200年前に当地で活躍した絵師・絵金の絵を夜間に商店街の店や個人宅の軒下に出して、ろうそくの火のもとで鑑賞するお祭りです。歌舞伎の話をベースにした、おどろおどろしい絵が中心です。
この祭りを知ったのはおそらく10年ぐらい前。ずっと気になっていたけど、なかなか足が向きませんでした。夜間に行われる祭りなので、帰りはどうするか、近くに宿泊する場所があって、祭りの日でも予約できるのか、など、リサーチすることが多いのも積極的になれなかった一因。
先月、あべのハルカス美術館で絵金の展覧会がありました。すっごく良くて! どうしても現地のお祭りで観たくなったので旅の計画を打ち出しました。ネットで調べたり、祭りを主催する赤岡の商工会議所に電話したりして情報を集め、ついに出かけられました。
明るい照明のもとで細部が観られたハルカスの展覧会も、ろうそくの火に照らされたお祭りの雰囲気も、どちらも良かったです。
それぞれの絵の近くに地元の人が係員として立っていて、絵の解説をしてくれます。質問にも快く答えてくれました。絵金に対する地元の人たちの愛が伝わる、いい話がたくさん聞けました。
足元が暗くて絵のそばで転びました。実行委員会の方に絆創膏をもらって看護していただき迷惑をかけました。けっこう血だらけで足も捻挫。5キロぐらいの重いリュックを背負っていたので、その重圧もあってケガがひどくなったみたい。血みどろの絵のそばで転んでいる私も血だらけで、まるで絵から飛び出してきたみたいな構図になっているのに笑いました。
大阪に帰ってきてもまだ足が治らず。ネットスーパーと出前のデリバリーに助けられて生活しています。