大阪地裁傍聴記 生野区の殺人事件 ⑦ 2020年6月18日 3日目

 公判3日目。

【検察側の論告】

・控訴事実や取り調べの証拠から、確定的な殺意が認められる

・完全責任能力がある状態

・殺意の有無については、直接に争わない

・一般的に遷延持続型覚醒剤精神病による妄想が、全人格を支配することはない
 →犯行は、激高・暴力的性格特性によるものであり、病気の影響ではない

・自分の意思で行動が選べた
(鋏を振り回して問い質す→被害者が謝るなら許す、謝らないなら許さない)

・事件の重大性
 →被害者はまだ若く、子供の成長を楽しみにしていた
 →身に覚えのない罪(浮気)で責められた
 →被害者の恐怖は大きいと推測できる
 →手口が悪質(刃物を使用)
 →刃の長さよりも深い傷・めった刺し・背後から襲っている・被害者は抵抗できなかった

・動機は身勝手で、酌量の余地なし

・遺族の被害感情は厳しく、厳罰を望んでいる
(遺族に対する、きちんとしたお詫びがない)

・覚醒剤の使用を繰り返してきた
 →自らが招いた結果

・リスペリドンの服用を勝手にやめたことで、妄想が悪化した

・前科9犯あり
(最後の事件から3年後の犯行 累犯)

・自首による減刑は認められない
(被告人による犯行は明らかであり、自主をしなくても遅かれ早かれ犯行は明るみになった)

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求刑:懲役22年 + キッチン鋏1本の没収

(続く)

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