大阪地裁傍聴記 生野区の殺人事件 ⑧ 2020年6月18日 3日目

(前回の記事の続き)

【弁護人の最終弁論】
・「木を見て森を見ず」
 →犯行そのものだけではなく、事件の背景を見なければならない。

・本件当時の角野の精神状態の反響の程度を考慮すべき。

・角野は心神耗弱状態にあった。
(強い猜疑心/音に敏感/意欲低下/情緒不安定)

・リスペリドンの服用中断が原因

・鑑定人による精神鑑定で「衝動的/爆発的/暴力的」な性格特性を指摘されたが、性格特性ではなく覚醒剤精神病の影響と明らか。

・心理テストにおいて、攻撃性が指摘されたが、
 →9つのテストのうち、攻撃性が認められたテストは2つのみ。
 →2つのうち1つの実施時、角野はテストに対する意欲に欠けていた。
  (正確に鑑定できているか、疑いが残る)

・客観的犯罪行為(行為対象、結果)
 主観的意思決定(心神耗弱、精神障害の影響)
 情状(反省、自首、再犯の可能性)
 →上記を加味し、相応しい量刑を。

⇒懲役10年が妥当

【被告人の最終意見陳述】
・自分がしたことは許されない
・被害者を死に追い遣った事実に間違いはない
・遺族の想いを受け留め、刑に服したい
・遺族(子供/兄弟)の人生を変えてしまった
 →大変申し訳ない。謝罪したい。

(3日目、終わり)

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