節制 ②

さらには「決めなくていいけど、決めたいならあなたが決めていいわよ。誰かに相談しなくてもいい。あなたには自分で決める力がある」とのこと。Aを選んでもBを選んでも、それなりにうまくやっていけるらしい。

わかっている。なんでもかんでも自分で決められるところがつらいんだよ、私は。

「だから嫌なんです! 私、自分で決めたくないんです」と取り乱して感情的な発言をしてしまった。占い師の先生には申し訳ないことをした。(鑑定のあとに誤っておいた。)

自分の人生に責任を持ちたくないとか、そういうことではない。

たとえば私は今の職場でかなりいい境遇にあると感じている。お給料はそこそこだけど、完全リモートなので人と接するストレスは少ない。仕事にはそれなりに熱意をもって打ち込んでいるし、会社やメンバーたちにある程度は貢献している自負がある。

だけど、もし私が職場を去ることになっても誰も困らない。代わりはいくらでもいる。私のポストを狙っている人からすればやめてもらったほうが助かるわけで、そういう意味では職場から去ることが一番、誰かのためになると思う。

そういう意味で、私はいつも誰にも必要とされていない。どこへ行ってもそう。結局は私がいなくなるのが皆にとって一番良いことだとの結論に至る。

スナフキンだってふらふらと放浪の旅に出ているようでいて実は、ムーミンがいるからこそ自由に旅を続けられている。必ずムーミン谷に帰ってくる。ムーミンは「帰ってきてくれたんだね」と大喜び。スナフキンは「君に会うためだよ」って、ムーミンの目をまっすぐに見て答えるんだよね。

私には、私がいることで喜んでもらえる場所がない。この孤独は10代のころからの悩みで、20代のころに顕著になり、25歳で爆発した。結果、最も大切に思っていた人間関係を失った。それから20年以上が経過したけれど、何の解決も緩解もできていない。どうしたらいいかわからないので考えないようにしているが、こうしてタロット鑑定で問題に直面させられると、本当にやりきれなくなる。

だからといって、鑑定を受けたことに後悔はしていないけれども。ちょっとずつ小爆発を起こしておかないと、また制御不可能な大爆発を起こすおそれがあるから。

(続く)

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