(「その1」の続き。ネタバレあり)
息子が大人になってから互いの消息がわかるんだけど、父は「(そんな奴は)知らん」と主張するし、息子も絶対に会おうとしない。ここの心理がはっきりわからない。
おそらく父の病気がかつては家族まで差別の対象になるものだったため、父は息子の将来も考えて「知らん」と言ったのでしょう。でも私が息子で父を愛しているなら隠れてでも会いにいくけどなぁ。深く愛しているが故に去っていった父への憎しみが深いのでしょうか。それとも『ニューシネマパラダイス』のアルフレードとトトみたいに、互いのために二度と会わないと決めたとかかな? モヤモヤしたまま観終わった。
刑事役を丹波哲郎さんが演じている。『大霊界』のイメージしかなかったから新鮮やった。
ホステス役として和装のすごい美人が出てた! 調べてみたら、先月に亡くなった島田陽子さんらしい。周囲が霞んでしまうほどの光を感じたなぁ。『八つ墓村』とか『犬神家の人々』とかにも出ているらしい。今度、島田陽子さん目当てで観たいです。
『砂の器』には渥美清さんもちょい役で出てる。渥美さんの姿がスクリーンに映った瞬間、観客席から歓声が。国民に愛される俳優さんですね。
(終わり)